【解説】センターオブジアースの原作『地底旅行』

ジュール・ヴェルヌ

ジュール・ヴェルヌの作品解説、第二弾は『地底旅行』です!

ディズニーシーの大人気アトラクション「センターオブジアース」の原作小説でもあります

 

『海底二万里』はこちら

【名作】海底二万里を読むべき3つの理由

 

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あらすじ

ドイツの鉱物学者リーデンブロック教授は購入した古本の中かな謎の暗号が書かれた紙切れを発見する。

 

その暗号を残したのが有名な錬金術師アルネ・サクヌッセンムだと気づいたリーデンブロックはルーン文字で書かれた暗号を必死に解読しようと試みる。

 

甥であり助手でもあるアクセルが奇跡的に解読した暗号は「アイスランドの火山スネッフェルスの火口から地球の内部へと入れる」という内容だった。

 

アクセルの説得も虚しくリーデンブロックはアイスランドもとい地中への旅を始める。

アイスランドで寡黙なガイド・ハンスを雇い、3人でついに火口へ到達する。

 

アイスランドのイメージ

そこから長く厳しいトンネルとの戦いが続き、水不足やアクセルがはぐれてしまうトラブルにも見舞われるがなんとか3人揃って地底のひらけた空間にたどり着く。

 

そこはなんらかの電気の作用により太陽のように明るく照らされ、海のような地底湖が広がり、巨大なキノコの森が茂る不思議な世界だった。

筏を組み、地底湖を渡ろうとする一行だったがプレシオサウルスとイクチオサウルスを死闘を目の当たりにした後、嵐に遭い、元の海岸まで戻されてしまう。

 

サクヌッセンムが示した道は岩で埋まっていたので爆破し、筏で激流下りを決行するも制御を失い、気がつくと火山運動に巻き込まれてマグマとともに上昇していた。

 

奇跡的に地上に帰還した一行はイタリアのストロンボリ島から地元に帰っていく。

キャラクターの特徴

ヴェルヌの作品では主要な登場人物が3人であることが多いです

そのため、人間関係がごちゃごちゃになったりする心配はありません!

 

『地底旅行』でもメインは3人です!

リーデンブロック教授はかなり気難しい性格をしていて

一度決めたら変えない、意地でもやり遂げるかんしゃく持ちです

 

甥のアクセルはそんなリーデンブロックの助手も兼ねており、手に負いきれないところもありつつ旅についていくことになります

伯父と違って冷静な青年ですが旅を通して成長する姿が見て取れます

 

ハンスはアイスランドで合流する現地ガイドで必要最低限だけで構成されたような黙々と仕事をこなすタイプです

地底の旅を明かされても顔色ひとつ変えない強者です

物語の見どころ

1番の見どころはやはり長い旅の果てにたどり着く地底世界の探検です!

 

センターオブジアースのアトラクションや映画などでなんとなくのイメージがある方も多いかと思いますが

小説では地底世界の詳細まで語られています。

 

個人的には地底湖を筏で航海しているときに目撃するプレシオサウルスとイクチオサウルスの戦いが最もアツいポイントです!

 

まずヴェルヌがこの2種の古生物を知っていた事実が驚くべきことだし

地底湖ではまだ生き残っていて争っているなんて設定が常人には真似できない!笑

 

そして絶対リーチが長くて有利に思えるプレシオサウルスが負けるのは何故なのか天国へ行ったらヴェルヌ本人に聞いてみたいです笑

 

他にも古生物が出てくるのですがやっぱりもっと探検して隅々まで

見てまわって欲しかったなって思っちゃいます…

 

ディズニーシーでも思いませんか?

海底二万マイルやセンターオブジアースがトラブルなく、探検できるコースってどんな感じなんだろうといつも妄想しています笑

 

ディズニーシーとの関係

センターオブジアースといえばディズニーシーを象徴する絶叫アトラクションです!

地底旅行はもちろん原作ではありますが実は

ほぼ別物程度のつながりしかありません!

 

例えば

ディズニーシーでは

ネモ船長の研究の一環で地底走行車に乗るというストーリーで

リーデンブロックやアクセルは全く登場しません。

 

地底世界に生息している生物や最後に出てくるモンスターも実在する動物ではないのは明らかだと思います。

 

小説と同じだなと感じるポイントは

  • 巨大キノコ
  • 地底世界での荒天、雷
  • 火山活動で地底世界を追われる

このくらいです

当然ゲストを徒歩や筏のまま絶叫アトラクションにするのは無理があるので

この設定はとても良くできていると思います!

 

まあ原作ファンとしてはネモ船長が陸に上がるわけないだろ、

一般人に研究成果見せるわけないだろってなっちゃうんですけど笑

 

そこはシーのど真ん中にヴェルヌを選んでくれたことの方がありがたいので

心のうちにしまっておきましょう!

まとめ

『地底旅行』の紹介をしてきました!

様々なヴェルヌの解説書などで特徴として示されていた

旅の目的地ではなく行程、手段をメインに扱う

という手法が前面に出ている作品です!

 

つまりヴェルヌとしては地底世界自体よりそこへどのようにたどり着くかに

心血を注いだものと思われます。

現に小説のページの半分は道中の話に割かれています。

 

なのであまり地底世界に注目しすぎていると

到着するまでに飽きてしまいかねないです笑

 

アイスランドの風景や地下トンネルを思い浮かべて読み進めてください!

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